マイクの指向性について
こんにちは。
今回はマイクの指向性について説明していきたいと思います。
【指向性とは】
指向性というのは、そのマイクがどの方向に対しての感度がいいかというマイクの特性のことです。
指向性について、大きく3つの種類に分類することができます。
それぞれ簡単に説明していきたいと思います。
【単一指向性について】
単一指向性というのは簡単にいうとマイクが向いている方向の音だけを拾う特性のことです。
多くのマイクがこの単一指向性に分類されると思います。
ちなみに
単一指向よりもピンポイントで音を拾う超単一指向性(超指向性)という特性を持ったマイクもあります。
テレビのロケなどで見るガンマイクなどはこの超単一指向性に当たります。
(ガンマイクってこういうやつです。)
【双指向性について】
双指向性はマイクの前と後ろの両方に指向性があります。
このように、ラジオ収録などでよく使われるみたいです。
対談用マイク。
(両者の方向に指向性があります)
【無指向性について】
無指向性は、その名前のとおり指向性がありません。
言いかえれば、360°全方向に指向性があるって感じですね。
双指向性のマイクと同じように、部屋の響き、空気感を録るために使われます。
ライブの現場だとハウリングを起こしやすいためか、僕はみたことがありません。
個人的には「レコーディングで使うマイク」という印象が強いです。
【みんなちがって、みんないい。】
前回はダイナミックマイクとコンデンサーマイクの説明、今回は指向性の説明をしましたが、マイクって十人十色です。
それぞれのマイクの特性を理解して、マイクを選んで、立てていく、ということが大切ですね。
使うべき場所に使うべきものを配置していく、というシンプルなことではありますが、そこが一番難しいところです。
精進します。
今回も質問とか「こういうのやってよ」みたいな事があればコメントしてもらえたら出来る範囲でお応えしようと思っています。
よろしくお願いします。
次回はエレキギターをいろんなマイキングで録ってみたので、聴き比べてみようよ!という回です。
普通はやらないようなマイキングにも挑戦しているので、結構面白いと思います。
お楽しみに!
(センザキ)