近接効果について
こんにちは。
今日はマイクの近接効果というものについて説明したいと思います。
【近接効果とは】
近接効果というのはマイクが音源に対して近ければ近いほど低音が強調されるという現象のことをいいます。
これは単一指向性(超指向性も含みます)のマイクで起こる現象です。
【近接効果とうまく付き合おう】
近接効果について注意しなくてはいけない例として、仮にライドシンバルを録るとします。
このとき、マイクを立てる位置が近すぎた場合、「ゴーン」といったお寺の鐘みたいな音が録音されてしまいます。
イヤですよね。
でも逆に近接効果を避けようとしてマイクを音源から離しすぎると、今度は低音成分が減る&部屋で反響した音が多くなるため、薄っぺらい音になります。
「えー、じゃあどうすればいいのー」
って感じですよね。簡単です。
近すぎず遠すぎない
「ちょうどいい位置」を見つけるのみです。
答えになってないかもですが、
とりあえずマイキングをしてみる
↓
そのマイキングで録った音を一度聴いてみる
↓
そこから調整していって、最終的なマイキングを決める
という作業が必要になってくるかと思います。
「あとでエフェクターでどうにかしよう」という考えは危険です。
録音がうまくいかないとミックスはすごく大変になります。
気をつけたいポイントですね。
【マイキングはロマン】
今回は近接効果というものについてフォーカスしてみましたが、マイキングの要素の一つでしかありません。
音楽のジャンルや楽器の種類などによってマイキングは変わってきます。
なにより分かりやすく「正解」みたいなものが無いので厄介です。
でも正解がないものを突き詰めて、求めることって楽しくないですか?
これはロマンです。
ロマンチストの皆様、
マイキングって
いいよね。
(センザキ)